地底になにが? 幽体離脱で見た世界
お立ち寄りくださいまして、ありがとうございます。
今日は、私が幽体離脱で見た世界の話をしようと思います。
ある夜突然、幽体離脱が起こりました。
いつもは自由に動き回れるのですが、その日はちょっと違いました。
何かに引っ張られるように地底へ引きずり込まれてしまったのです。
私の部屋は二階にあるのですが、床下から一階の天井裏、居間を抜け、地下へ地下へと吸い込まれるように落ちてゆきます。
真っ暗な闇の中、ジェットコースターにでも乗っているように胸のあたりのざわつきを感じたまま、どれくらいの時間がたったのでしょう?
ふと足の裏に地面を感じました。
顔を上げて辺りを見回すと、洞窟のようでした。そして前方に光が見えました。
光のほうへ歩いていくと開けた空間があり、何かの機械がいたるところに設置されていました。
「なんだろう?」と近づいてその機械類を見ようとした時、二人の男性がどこからか現れました。
容姿は欧米人のようで、二人とも銀色のメタリックのつなぎを着ていました。
そして、そのうちの一人が何語だか分らぬ言語を話しながら、私に近づいて来ました。
「誰だ!?なぜここいいる!」と言っているかのようでした。
私は自分の姿が二人に見えているとは思わなかったので、驚きのあまりもと来た道を走り、逃げだしていました。
気が付くと自分の肉体に戻っていました。
あの二人はいったい何者で、あの機械はなんの装置だったのか?
地底深くには、私たちの知らない世界が存在しているのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【古城のプリンセス】すみや八澄
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