母から聞いた不思議な話
お立ち寄りいただきありがとうございます。
今日は母から聞いた不思議な話をしようと思います。
母は若い頃、看護師をしていました。
その病院に長い間入院している年配の女性がいました。
その女性、原因不明の体調不良で検査しても何の異常もなく、病院の先生方もなすすべがなく困り果てていました。
また、ご主人をすでに亡くされて子供もなく、頼れる人もいなかったそうです。
ある日、母との会話の中で「家を長いこと空けているので心配なの」としきりに言うので、気の毒になった母は、次のお休みの日にその方の家の掃除をすることになりました。
約束通り母は次の休みの日、家の掃除へ行きました。
ひとしきり掃除も終わり一息ついたとき、女性から着替えを持ってくるよう頼まれていたことを思い出しました。
着替えはふすまを開けたタンスの中にあると聞いていました。
ふすまの戸を開けるとすぐに “あるもの” が目に飛び込んできました。
それはお仏壇でした。
“なんでこんな所に置いてあるんだろう?” と思うと同時に “こんな所に置いちゃいけない” と思ったそうです。
すぐにお仏壇を出し、きれいに掃除をし、ご飯、水、お花をお供えしてお線香を手向けました。
後日そのことを女性に伝えると、「引っ越しの時、一時的に置いてそのまま忘れていた」とのことでした。
それから女性は見る見るうちに体調が回復し、一か月後には退院したそうです。
母はその経験から仏様ご先祖様は、大事にしなければいけないのだと強く思ったそうです。
このような不思議な話ってあるものなのですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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