幽体離脱は夢なのか?
お立ち寄りくださいまして、ありがとうございます。
“幽体離脱は夢なのか?”
芸人たむらけんじさんの胸にマジックで書かれたこの言葉を見た時、吹き出したのを思い出しました
今日は私が体験した幽体離脱について、お話させていただきます。
この現象が起こったのは、学生時代の頃で、パターンとして2種類ありました。
- 垂直方向へ抜けるパターン
- 頭頂方向へ抜けるパターン
です。
まず、垂直へ抜けるパターンの体験をお話しします。
ある夜、突然目が覚めました。
目が覚めたといっても目は開けていません。
仰向けに寝た状態で体は浮き上がり、天井を突き抜け、星空の中へ吸い込まれるように私は高く高く上昇していきました。
すると、青く美しい光が見えてきました。
その光はアメーバのような形になり、徐々に大きくなり、私を包み込みました。
次の瞬間、見たこともない世界にいました。
とても明るいのですが、自然光というよりは人工的な光(たくさんの蛍光灯が点灯している感じ)で、空はスモークを焚いたような白い曇り空でした。
床は大理石のようで、所々にギリシャ神殿にあるような柱がそびえ立ち、銀色の病院の診察台のようなベッドがいくつも並んでいました。
その上や傍らに、金髪の男女がおり、声は聞こえないのですが、なにか会話をしているようでした。
後ろを振り向くと。少し離れたとことに人だかりができていました。
私は無意識にそこへ駆け寄り、人をかき分け、気が付くと先頭にいました。
目に入ってきたのは3メートルはあろうかという“電球”でした。
その“電球”はオレンジ色の暖かな光を放ち、見つめているうちに意識は遠ざかりそのあとの記憶はありません。
続いて頭頂方向へ抜けるパターンのお話です。
それが起こるとき、頭頂部が「パカッ」と開き、そこから風が「ゴーっ」と音を立てながら入り、体の隅々まで行き渡ると「ポーン」という感じに幽体が頭頂方向へ外れます。
私は自分の部屋にいました。
周りを見渡してみても、何ら変わらないいつもの部屋でした。
もっと確認したくなった私は、外へ出ました。
家の外もいつも目にする風景が広がっていました。
ただ、違うことは“人が一人もいないこと”。そして、“自由に動き回れること”でした。
そのことに気づいた私は空を飛び、壁をすり抜け、地を潜ったりして楽しみました。
東京タワーのてっぺんに立ったこともあります。
このように垂直に抜けると“異世界?”、頭頂へ抜けると“現実?世界”へ行くようです。
まあ、いずれにせよ、私のこの経験は「明晰夢」だと思います。
「明晰夢」とは夢の中で自分は夢を見ているのだと認識できている夢で、これができると夢で自由にいろいろなことができます。
私も龍や虎になったり、体を巨大化させたりして遊んでいました。
軽く楽しむのはいいと思いますが、深くのめり込むと現実生活に影響が出ると思われるのでほどほどにされたほうがいいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【Dreamin'on a SweetNight】すみや八澄